保元3年(1158)8月10日、平清盛、大宰大弐に任じられる。
「非参議、正三位平清盛、保元3、8,10,任太宰大弐」
太宰帥は親王任官である。三位以上であれば、権帥。平清盛は正4位下であったので、大弐に任じられた。永暦元年(1160)12月30に日に辞任。
ただし、清盛は遙任であった。つまり保安元年(1120)に決定したルールであり、現地に赴任しない任命である。清盛の代理人である「府目代」は藤原能盛。当然ながら清盛の太宰大弐着任の狙いは、外国貿易の巨大な利益にあると推測してもかまわないだろう。経済官僚であったに違いない。
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