2024年2月27日火曜日

条里制や呼び名

古代の条里制は、高麗尺の300歩1里(曲尺2160尺で360間).を一辺として、その平方を大方格とする地割である。その内部をさらに6等分して、方60間の小方格36個が作られる。

一町(60間)四方は10反からなり、一反は360歩である。方1里の内部は36等分され、その一つを坪と呼ぶ。

しかしながら、筑後国では、その坪の代わりに「江」と呼ぶ。あるいは「甲」。

その例を、「観世音寺資財帳」御原郡の条里で確かめられる。


また、佐賀県杵島郡白石では、坪を「角(かく)」と言った(「大和町史」昭和50年、79頁


また、小城郡乙柳ケ里字下籠でも、坪を「角」と言った。(牛津町史」平成2年。128頁)



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