上野三碑の一つ 多胡碑(和銅4年=711) の碑文に、
「給羊以成多胡郡」(羊に給いて多胡郡と成せ)
とある。この「羊」が人名であるとは通説化している。
ちなみに高崎市の説明によると、
「多胡碑は、奈良時代初めの和銅[わどう]4(711)年に上野国の14番目の郡として、多胡郡が建郡されたことを記念して建てられた石碑です。
建郡に際しては、「羊[ひつじ]」という渡来人[とらいじん]とおもわれる人物が大きな役割を果たし、初代の郡長官になったようです。碑を建てたのも、この「羊」であると考えられ、碑の後段には当時の政府首脳の名を挙げて権威付けをはかっています。」https://www.city.takasaki.gunma.jp/site/cultural-assets/4463.html
ちなみに、高崎市による調査報告書は、https://www.city.takasaki.gunma.jp/uploaded/attachment/30366.pdfに見る。
さて、下記の木簡に見る「羊」を人名だと考えると、「羊」の2例目にあたる。当然ながら完文ではないので、それは推測でしかない。
■詳細
| URL | https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/MK019196000038 | |
|---|---|---|
| 木簡番号 | 0 | |
| 本文 | ・豊前門司卅斤枚一・□部□〔羊ヵ〕三月功\○上□ | |
| 寸法(mm) | 縦 | 132 |
| 横 | 34 | |
| 厚さ | 6 | |
| 型式番号 | 032 | |
| 出典 | 木研46-133頁-1-(4)(木研19-196頁-(38)・長登木簡展図録-140) | |
| 文字説明 | ||
| 形状 | ||
| 樹種 | ヒノキ属 | |
| 木取り | 板目 | |
| 遺跡名 | 長登銅山跡 | |
| 所在地 | 山口県美祢郡美東町大字長登字大切、(現山口県美祢市美東町長登) | |
| 調査主体 | 美東町教育委員会 (当時、現美祢市教育委員会) | |
| 発掘次数 | 第Ⅲ期第1年次 | |
| 遺構番号 | 南北大溝② | |
| 地区名 | 3C4TA | |
| 内容分類 | 付札 | |
| 国郡郷里 | 豊前国〈豊前門司〉 | |
| 人名 | □部(羊) | |
| 和暦 | 3月 | |
| 西暦 | 3(月) | |
| 遺構の年代観 | ||
| 木簡説明 | 銅付札木簡。「豊前門司」は銅の送り先(木研46)。 | |
| DOI | ||
| 関連URL | ||
| 画像利用条件 | ||
■研究文献情報
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