大宰府学の勧め
2016年6月30日木曜日
新羅の海賊
『三代実録』巻16,清和天皇の条には、
「(貞観11年869年)15日辛丑、去月22日夜、新羅海賊、乗艦二艘、来博多津、掠奪豊前国年貢絹綿、即時逃■(そ)、発兵追之、遂不獲賊」
とある。大胆に、博多港に侵入した新羅の海賊らの不法行為を語る。しかしながら、まんまと強奪される理由は、同年7月2日条にある。九州の年貢は博多港に集められ、「一時共発」するのが通例であったが、今回だけは豊前国を一人先発させたという。
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿