栃木県宇都宮市に西下谷田遺跡がある。
西下谷田遺跡は下野国府の前身ともいえる重要な 行政機関の遺跡であるが、県内では渡来系の陶質土 器が最も多く出土し、この地域に新羅系渡来人が居住した可能性を指摘されている
今、上三川町HPの説明を紹介したい。
「西下谷田遺跡[にししもやたいせき](宇都宮市茂原町)
西下谷田遺跡は、上神主・茂原官衙遺跡から西へ約800mに位置する遺跡です。上神主・茂原官衙遺跡に先行する官衙遺跡で、郡家の前身である「評家[ひょうが]」の可能性が指摘されています。本遺跡は、古墳時代前期に集落が営まれ、6世紀末から7世紀初頭にかけて円墳が4基築造され墓域となります。7世紀後葉から8世紀初頭にかけて、南側のエリアに東西推定108m×南北約150mの柵列が巡り、その中に長大な掘立柱建物や大型の竪穴建物跡を配する官衙的な施設が設けられます。この施設は、南側の門が棟門から八脚門[はっきゃくもん]に造り変えられることなどから、2時期あることがわかっています。また、施設の周辺には同時期の竪穴住居跡があり、その中には新羅[しらぎ]系の土器を出土する竪穴住居跡もあることから、この施設及び周辺には新羅に関係した人がいたことが想定されています。」
8.周辺の官衙・寺院遺跡 | 上三川町公式ホームページ|ORIGAMIのまち
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