2025年2月7日金曜日

天平宝字4年・5年の「絁」売価

 私の手控えノートにすぎず、以下は研究ではない。

研究史に暗い私は先人の優れた研究の有無を知らない。したがって、すでには調査済みであれば、それを参照していただきたい。

天平宝字4年と5年の資料としては、

 (天平宝字四年)「造金堂所解案」(25―309、310)   

安芸絁:660文   

讃岐絁:660文   

丹波絁:680文   

但馬絁:670文 

因幡絁:614文 

遠江絁:646文   

越前絁:635文   

備中絁:630文   

下野絁:620文   

美濃絁:655文   

常陸絁:630文   


 (天平宝字四年)「造金堂所解案」(25―309、310)  

備中長絹(絁か?):800文 

(天平宝字五年)「写経所解案」(15-134)   

東絁:760文 

天平宝字二年九月「坤宮官布施充当文」(14ー54)   

参河白絁:750文 

天平宝字四年)「造金堂所解案」(25-309)   

 三川白絁:800文  

とあり、産地名の付いた品白絁は少しばかり高価であった。ブランド品であったらしい。

いずれにせよ、

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