2023年6月12日月曜日

大宰府を通過した外国人:天武朝

 

天武2年(673

閏6月

*耽羅,王子久麻藝・都羅・宇麻らを遣わして,朝貢す。

*新羅,韓阿飡金承元・阿飡金祇山・大舎霜雪らを遣して,騰極を賀せしむ。 あわせて,一吉飡金薩儒・韓奈末金池山らを遣わして,先皇の喪を弔わしむ。


8月

*高麗,上部位頭大兄椰子・前部大碩干らを遣わして,朝貢す。

 

 天武4年(675

2月

*新羅,王子忠元・大監級比蘇・大監 奈末天沖・第監大奈麻武摩・第監 大舎洛水らを遣わして,調進る。

3月

*高麗,大兄冨千・大兄多武らを遣わして,朝貢す。

*新羅,級飡勤修・大奈末美賀を遣わして,調進る。

 

7月

*小錦上大伴連国麻呂を大使となし,小錦下三宅吉士入石を副使として,新羅に遣わす。

 

8月

*耽羅の調使王子久麻伎,筑紫に泊まれり。

 

天武5年(676

11月

*新羅,沙飡清平を遣わして,政を請さしむ。あわせて汲飡好儒・弟監大舎欽吉らを遣わして,調進る。

粛慎七人,清平らに従いて至れり。

*高麗,大使後部主簿阿干・副使前部大兄徳富を遣わして,朝貢す。

 

 天武6年(677

5月

*新羅人阿飡刺破・従人三口・僧三人, 血値嶋に漂着せり。

 

8月

*耽羅,王子都羅を遣わして,朝貢す。

 

天武7年(678

*新羅の送使奈末加良井山・奈末紅世,筑紫に到りて,曰く「新羅の王,汲飡金消勿・大奈末世世らを遣わして, 当年の調を貢上す。仍りて,臣井山を遣わして,消勿らを送らしむ。倶に暴風に海中に逢う。もって,消勿ら,皆 散れて,ゆく所を知らず。唯井山のみ, 僅かに岸に着くことを得たり」と。しかれども,消勿ら遂に来たらず。

 

 天武8年(679

2月

 *高麗,上部大相桓父・下部大相師需婁らを遣わして,朝貢す。

10月

*新羅,阿喰項那・沙喰薩蔓生を遣わして,朝貢す。

 

天武9年(680

5月

*高麗,南部大使卯問・西部大兄俊徳らを遣わして,朝貢す。

 

11月

*新羅,沙償金若弼・大奈末金原升を遣 わして,調進る。すなわち,習言者三人,若弼に従いて至れり。

 

天武10(681

10月

*新羅,沙喙一吉飡忠平・大奈末壱世を遣わして,調を貢ず゜

 

天武11(682

6月

*高麗の王,下部助有卦婁毛切・大古昂加を遣わして,方物を貢ず

 

 天武12(683

11月

新羅,沙喰主山・大那末長志を遣わして,調進

 

 天武14(685

11月 

*新羅,波珍償智祥・大阿渡健勲を遣わして,政を請す。仍りて調進る。

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