大宰府学の勧め
2019年10月28日月曜日
令和
令和のいわれが『万葉集』巻5の815番歌から846番歌、つまり「梅花の歌三十二首」の序にある、
「天平二年正月十三日、帥(大伴旅人)の老の宅にあつまりて、宴会を申きき。時に、初春の令月にして、気淑く、風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き~~~」
の「令」と「和」を組み合わせたものである。
序には、「気淑く、風和ぎ」とあり、「気と風」と「淑と和」とが対語である。つまり「令」と「和」とが結合することはないが、唯一、中西進氏の脳裏の中でのみ、「令+和」と衝撃的に閃いたのである。
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